なんと日本映画の黄金期を支えたほぼ最後の大スター「京マチ子」さんが亡くなった
今年2月から角川シネマ有楽町で「京マチ子映画祭」が開催されていたり「美と破壊の女優 京マチ子 (筑摩選書) 」が出版されたり
何かと話題になっていただけに、ここにきての逝去の報はちょっと驚きだった
でも享年95とまさに大往生と言っていいでしょう
黒澤明の「羅生門」や溝口健二の「雨月物語」または現代劇の「赤線地帯」や吉村公三郎の「偽れる盛装」などなど
まぁ代表作と呼べるような作品を挙げたらキリがないくらい次から次と凄い作品のオンパレード
それぐらい多くの日本映画の傑作、佳作に出演していて、かつバラエティーに富んだ出演経歴を持つ女優は京マチ子がナンバーワンではないだろうか
このあたりは原節子でも敵わない。いい勝負は山田五十鈴くらいか。さすがグランプリ女優
目鼻立ちパッチリで和顔って訳でもないけどキモノが似合うから時代劇も良いしプロポーションも当時からするとグラマラスな感じだからモダンなものまで何でもオッケー
今風に言えばレジェンド女優と形容されて然るべき人だと思う
古い映画(特に日本映画)をあまり観ない人たちにも日本映画黄金期の良い作品をいっぱい観て知ってもらいたいものです

今の映画、ドラマとはまったく違う魅力が沢山あると思います。
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