有馬稲子 わが愛と残酷の映画史

有馬稲子 わが愛と残酷の映画史 映画

有馬稲子 わが愛と残酷の映画史

映画女優 “有馬稲子”最新本

2018年に出版された本ですが、今回ようやく読みました。

インタビュー形式になっているので、読みやすくて一気に読めます。

どんな内容になっているかというと、彼女の生い立ちから宝塚~映画デビューそして華やかかりし50年代60年代の日本映画黄金期の活躍を中心に色々なエピソードなどをまとめたものになっています。

これまでの著書は?

バラと痛恨の日々―有馬稲子自伝 (中公文庫)

のど元過ぎれば有馬稲子―私の履歴書

と2冊すでに出してますので今度で3冊目。

前2冊と殆ど内容が似通ってしまうのは、しかたないとしても、今著のタイトルは「有馬稲子 わが愛と残酷の映画史であり“映画史”と付けられており、著書は映画監督・評論家の樋口尚文氏が有馬稲子氏をインタビューして書き起こしているのでアプローチが“映画本”寄りなのも個人的にはよかったです。

内容は?

たとえば豊田四郎監督、 森繁久彌、淡島千景主演の名作「夫婦善哉」に主演予定で役作りの最中に製作中止になりボツ。ほどなく改めて豊田四郎監督、森繁・淡島コンビで作られたという顛末や文豪、川端康成や松本清張との交友など幅広くさまざまなエピソードを映画周りを中心に語ってます。

有馬さんはテレビのトーク番組や名画座でのトークショーを拝見すると分かるように中々、饒舌で早口な人ですから屈託なく自らの出演作のあれはイマイチだったとか、あの作品は良かったとか映画ファンなら当然、聞いてみたいと思う「作品についてどう思うか?」とか「出演作のお気に入りは?」について発言されていますので読んでて気持ちいいです。

映画好きフクシの雑感は

本の表紙にも使われている小津安二郎監督の「東京暮色」この作品は長らく小津作品の中では“駄作”扱いでしたが、昨今は再評価が進んでいます。

それにしてもホント、「東京暮色」は岸恵子じゃなくて良かったと今更ながら私は思ってます。やさぐれた感じがホントいい味です。私はどちらかと言うと「彼岸花」より好きです

どちらの作品もまだの方はコチラで是非。

「東京暮色」彼岸花」

小津作品以外のも「泉」、「胸より胸に」や「夜の鼓」等々、魅力的な作品いっぱいありますけど、特にお気に入りの有馬稲子は清水宏監督の「都会の横顔」の銀座の靴磨きの女の子役。格好もハマっててボーイッシュな感じが良いです。

残念ながら「都会の横顔」の写真は載ってないですが、他の映画撮影中のスナップ写真や映画スチール写真も多く掲載されていて、美しい有馬稲子さんをビジュアルでも存分に堪能できます。

数年前に出版された八千草薫さんの写真集みたいに有馬稲子さんが写真集出したら私は買いますね。間違いなく。

下のツタヤでも有馬稲子さんのDVD作品等が観れますので興味のある方は是非!

コメント

タイトルとURLをコピーしました